磐田市岩井地区の桶ヶ谷沼で自然環境の保全・復元活動を行っています

NPO Iwai satoyama Party

Symbiosis with nature

岩井里山の会の取り組み①

 平成6年から観察路の草刈り、平成8・9年に山林を切り開き観察路を造成した。また周辺山林は生態系を保つため伐採、間伐等を手控えてきたので常緑広葉樹が大木となり暗い林となる。平成14年から20年にかけ明るい林を取り戻すため、山林不用木の伐採を実施した。

 平成9年、アメリカザリガニの大発生によって沼の水生植物が喰い尽くされ沼の環境破壊がいっきょに進み、絶滅危惧種ベッコウトンボが絶滅の危機をむかえる。平成12年から現在も沼の生態系に大きな影響がある外来種(アメリカザリガニ)の捕獲、駆除を実施している。

 平成16年磐田市桶ケ谷沼ビジターセンターの開設を機に絶滅の危機にあるベッコウトンボの保護、増殖を目指し沼の復元にむけ本格的に活動を開始する。 
平成16・17年に水質浄化を図るべく沼南北の湿地帯を切り開き全長「200メートル幅2メートル」の水路を築造して水質浄化を図る。

岩井里山の会の取り組み②

 平成18年から沼北部湿地帯1,500平方メートルを開墾、試行錯誤のすえアメリカザリガニからベッコウトンボを守るためザリガニの侵入 を防ぐ、木製の木枠(木製トンボ生簀と呼ぶ、4×4m深さ1m)10基を築造する。

 この木製トンボ生簀から、「平成21年、38頭」「22年、117頭」「23年、325頭」「24年、354頭」「25年、408頭」のベッコウトンボの羽化を確認した。年々、ベッコウトンボ羽化数が増加していることは、岩井里山の会が実施している沼復元事業の成果が出始めてきたものと思われる。
さらなるベッコウトンボを始め、桶ケ谷沼周辺に生息する動植物の保護、増殖を目指し桶ケ谷沼の保全、復元活動を行っている。

 

法人概要

会社名 特定非営利活動法人 岩井里山の会(英語表記 NPO Iwai satoyama Party)
設立 平成26年6月30日
事業内容 磐田市桶ヶ谷沼及び周辺区域の環境保護活動
住所 〒438-0016 静岡県磐田市岩井1398
電話番号 090-2575-5545
メールアドレス info@iwai-satoyama.org